稲盛和夫の哲学
稲盛和夫の哲学
PHP研究所
2003年7月
210ページ
¥514(税込)
「人間は何のために生きるのか」
解説文を引用させてもらいますと・・・
カリスマ的な経営者として知られる稲盛和夫は問いかける。「人間性を磨き、素晴らしい人格を身につけることこそが、人生の本当の目的なのです」
さまざまな試練や苦難、困難なども自分の向上心を試そうとする試練なのだと受け取り、感謝しつつ、人間性を高めていくことが大事なのだと説く
「幸運とか成功に恵まれたときに、どのような心構えで対処するかによって、その後の人生が天国にも地獄にもなるのです。成功して有頂天になり、鼻持ちならない人間に堕している一方、成功が自分だけの力でなしえたことではないことを悟って、さらに努力を重ね、自らの人間性を高めていく人もいる」
という言葉には、ハッとするものがある。
「そうしたことは、人生に対して志を立てる十二、十三歳ごろに教えるべきだが、現実の教育の現場では誰もそのようなことを教えていない」と警鐘を鳴らす
また、死後、「現世で何をしましたか?」と尋ねられたとして、「『京セラをつくって、おおきな会社にした』といってみたところで、意識体にとっては肉体も何もないので、何の価値もない」という言葉には、京セラの創業者である稲盛だからこその説得力がある
本書は、混迷する現代にあって正しい生き方を懸命に模索する人たちに向けた本だ。一代にして京セラを大企業にまで急成長させてきた稲盛の哲学からは、生きていくうえで、学ぶべきことが多い
今回は書評をそのまま載せました(*^-^*)
私、稲盛さんの考え方が好きなんですよね~。
少し前では、あの内部が腐りきっていた「JAL」を再建させた手腕が有名です
底辺に落ちた株価も上昇に取り戻せた!
不思議なのが、稲盛さんはもとより、あの松下幸之助さんも
自分の「人知を超える何かの力」を常に心に置き(←霊的なものではなく感謝の心的な作用ものだと思う)自身の辛い試練や運命もプラスに変え、厳しいながらも従業員を守り、社会貢献と国の為の滅私奉公を念頭に動かれたってことなんです
人の上に立つ者のあり方を教えてくれます。
私達、凡人にももたされる「生き方」の助言です
長くなってしまいましたが・・・
「人間は何のために生きるのか」
世知辛い、人間本来の考えなけれならない時間が
ネットや情報のスピードに流されすぎ神経衰弱に陥りそうな昨今
一度、立ち止まって、考えてみるのが必要かもしれません