活眼 活学
活眼 活学
PHP研究所
2007年5月
256ページ
¥1,080(税込)
東洋学の重鎮として、西洋学の研究も怠らず、戦前~戦後を通じ政財界のトップに多大なる影響と示唆を与え続けた、著者である安岡正篤先生
時代の相談役という立場で人生の後輩たちに残したものは偉大です
晩年は少々、先生も人間ですから、重鎮からぬ純粋な部分が押されて
亡くなられた後、親族と〇〇数子さんとの間で裁判沙汰になったこともありましたが。。。
しかし!全盛期のこの方の著書は色々と出版されてますので、
私も少なからず読みました
その中でも「活眼 活学」は
纏めの意味でも、とても良く集約されています
安岡先生は常に
「異文化を尊重し、相互に宥和しあう精神を失えば、世の中に争い事は絶えない」
と、世界の情勢を観た上でおっしゃっておられました
穿った見方をすれば「理想論」になるやもしれません
東洋学と西洋学
互いに相反する思想であり、近しい思想
「見えないものを観る」
生涯、この姿勢を貫いた先生の著書です
一見、難しい言葉で書かれてます
本質はシンプルな事なんですよね~
ですが、異文化に生きている国や人同士が分かりあうのは非常に困難です
難しいのが分かった上での
目の前の困難に出会った時の切り抜け方
色々と勉強になります