平気でうそをつく人たち
平気でうそをつく人たち
M.スコット・ペック
草思社文庫
2011年8月
470ページ
¥1,026(税込)
副題には
~虚偽と邪悪の心理学~とあります
著者は、精神科医でカウンセラー
仕事として接してきた経験を基に執筆されていて
その中でも次のような人の特徴を
「悪性のナルシシズム」と呼んでます
どんな町にも住んでいる、ごく普通の人
・自分には欠点がないと思い込んでいる
・他者をスケープゴートにして、責任を転嫁する
・自分への批判にたいして過剰な拒否反応を示す
・立派な体面や自己像に強い関心を抱く
・他者の意見を聞く耳をもたない
・自分は選ばれた優秀な人間だと思っている
・他者に善人だと思われることを強く望む
以上の8項目に当てはまる人は、本当にたくさんいますよね(苦笑)
世の中には平気で人を欺いて陥れる“邪悪な人間”がいる
そして、彼らには罪悪感というものがない
精神科医でカウンセラーを務める著者が診察室で出会った、虚偽に満ちた邪悪な心を持つ人たちとの会話を再現し、その巧妙な自己正当化のための嘘の手口と強烈なナルシシズムを浮き彫りにしていく
人間の悪を初めて科学的に究明した本書は、人の心の闇に迫り、人間心理の固定概念をくつがえした大ベストセラー作品である
ちょっと今回は、本に書かれてる事をそのまま引用しましたが(笑)
この本を読むことで
自分の自己防衛というか、そういう人間に出くわした時の対処法を探れます
私自身はすごく勉強になったというか、こんな人間達がゴロゴロいるのか!!って衝撃的で、以後しばらくの間は人格障害系の本を色々読みましたから(>_<)
「罪悪感を持たない人間」は程度の差があれ存在しますよね
残虐な事件を起こして表に出てくる人間は別として
近所や仕事場、友人と思ってる人の中にもいるかもしれない・・・
自己愛性人格障害者(ナルシスト)とよく似てるけど少し違う
「サイコパス」の割合が、25人に1人いるそうです
「サイコパス」とは、脳の構造が未発達で、人としての「良心」を一切持たない人だから、もし、関わってしまって逃れられなくなる前に、気付いた時点で一目散に逃げろ!!って言われるくらいの巧妙で、どちらかと言うと人を操る術を知っている人が多い人格です
怖い・・・ね。。。