ごんぎつね
ごんぎつね
偕成社
1986年10月
35ページ
¥1,512(税込)
小さい頃に読んだ方が大勢いらっしゃると思います
「ごんぎつね」
新美南吉さんが書かれたものです
何だか知らないけど、ジーンと心に響き涙を誘います
絵本と言うものは、決してボキャブラリーに乏しい子供だけが読むものではない
短編ながらも絵にストーリーを想像し、想像以上のものを
読んだ人間の感性に訴えます
いかに、言葉の数を制限し、読む人の感情に訴えるかです
「ごんぎつね」は本当の意味での心を打つものをを教えてくれます
兵十は、何故、今まで気づかなかったんだろう・・・
何故、もっと早く気付いてたら、ごんぎつねは・・・
また違った人生を全うしてただろうに・・・・
世の習い、せつない情感がアリアリと描写され描かれてますね
絵本の世界はいいです
子供の頃に感じた感情と
大人になり、あらためて感じた感情は、かなり変わっています
それは、今まで年を重ねて生きてきた経験と
精神と言うか成長の経緯を育む感情の現れでしょう
私は、いつまでも幼いころの純粋さを忘れずに、社会に出てもあらゆる人間の汚さを受け止め、なおかつ誠実に物事を判断できる人間になりたい・・・。
難しいけど努力し、その人生を謳歌したいと常々思っています