国家の罠
新潮社
2007年10月
398ページ
¥810(税込)
この本の著者は、いわゆる「鈴木宗男事件」に絡み背任の罪で2002年に逮捕された
元外交官です
あの事件の経緯を書かれてるのですが
非常に分かりやすく、あまり感情的にならずに第三者的に表記されてるので読みやすいし、「そういう事が裏にあったのか!」と、一気に読めるほど惹きつけられます
こういう回想録系では、言い訳が全面にでる方が多いのですが全く予想とは違う。
この文章の書き方からして、かなり理性的で頭の良い人なのでしょう。
あの事件の時の報道では、鈴木宗男さんを中心に周りに関わった方達もマスコミさん少しやりすぎでは?って思うくらい吊し上げられてましたが、テレビでは報道されなかった真実がこの本の中に詰まってます。
事件を知ってる人も知らない人も
「日本と世界の裏」を覗くきっかけになるかもしれません。